【2024年最新版】Instagramアルゴリズムの変更点と運用ポイント

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シェアコト編集部
2024年4月30日、Instagramの責任者であるAdam Mosseri氏は、数ヶ月以内にInstagramのアルゴリズムをアップデートする予定であると発表しました。

これまでは、フォロワー数の多いアカウントのほうが、フォロワー数が少ないアカウントよりも投稿コンテンツを広くリーチ出来るような仕組みでしたが、アルゴリズムの変更によって、従来とは異なる方法で、コンテンツの表示順が決まることになりそうです。

よって、フォロワー数が少ないアカウントにも、チャンスが訪れるかもしれません。
本記事では、アルゴリズムの変更内容の詳細と、今後の運用におけるポイントをお伝えします。

企業のSNS運用ご担当者の方、必見です!!

<原文>
すべての適格なコンテンツ(オリジナル、コミュニティガイドラインに違反していない、透かしが入っていない、おすすめ表示ガイドラインを満たしている)は、それを投稿したアカウントをフォローしているかどうかに関係なく、興味・関心があると考えられる少数のオーディエンスに表示されます。この視聴者がコンテンツにアクションするにつれて、より多くの視聴者に公開され、さらにその中からベストなものがより多くの視聴者に公開されます。

つまり、リールを投稿したらまずはそのコンテンツに興味がありそうな小規模のグループに表示されます。これまでは、まずアカウントのフォロワーに届く仕組みでした。

その小規模グループで、投稿への評価が高ければ、すなわち、いいねやコメント、保存などが多く集まると、もう少し大きなグループに届き、そこで評価が高いと、さらに大きなグループに…という仕組みです。

<ポイント!>

  • コンテンツは、投稿後、まずは興味関心層に届きます
  • フォロワーが少ないアカウントも、リーチ数の増加を期待できます
  • ユーザーにとって、魅力的で有益な投稿が、よりリーチされるでしょう
  • フォロワーをやみくもに増やすよりも、投稿コンテンツの質(=いいね・コメント・保存・シェアなどのエンゲージメント獲得)を重視した運用が重要となります
<原文>
2つ以上の同じコンテンツを見つけた場合、リポストされたコンテンツに代わって、オリジナルのコンテンツが直接おすすめ表示されるようになります。このアプローチは、オリジナルのコンテンツが比較的新しく、オーディオとビジュアルのシグナルに基づいてそのコンテンツが一致すると確信できる場合にのみ行います。
例えば、ミーム、パロディコンピレーション、新しいナレーション、リアクションを表現するためのリミックスなどの方法で編集されている場合は、コンテンツを置き換えることはありません。
<ポイント!>

  • オリジナルで制作されたコンテンツが尊重されます
  • リポスト投稿は、おすすめに表示されなくなり、リーチ数減少の可能性があります
  • リポスト中心に運用を行っているアカウントは、リーチ数の減少が考えられるため、運用戦略・戦術の見直しが必要です

Instagramは、ユーザーにとって魅力的なプラットフォームであり続けることで、ユーザーのアプリの滞在時間を伸ばし、企業からの広告収益を獲得するというビジネスモデルで成り立っています。既視感のあるコンテンツは、プラットフォーム全体の価値を低くし、ユーザーのアプリからの離脱に繋がる可能性があります。そのため、常に、魅力的で、「新しい発見」を促すオリジナルのコンテンツこそが、大切だと考えているのでしょう。

企業アカウントには、自社の魅力的な商品やサービスを、よりユーザーに寄り添ったかたちで発信していく姿勢が求められます。

リポスト投稿には、オリジナルコンテンツ作成者にリンクするラベルが追加されます。
これにより、リポストであることやオリジナルの作成者が分かるようになります。

<原文>
再投稿されたコンテンツを発見した場合、元の作成者にリンクするラベルを追加し、再投稿したアカウントのフォロワーに見えるようにします。
<原文>
他のインスタグラムユーザーのコンテンツを繰り返し(過去30日間に10回以上)投稿するアカウントは、彼らが作成したものでも、重要なものでないため、コンテンツをおすすめ表示させません。これらのアカウントは、オリジナルでないコンテンツを最後に投稿してから30日が経過すると、再びおすすめ表示の対象となる可能性があります。
これは、ライセンス契約やコンテンツ制作者からの明確な許可を得ているパブリッシャーには影響しません。
<ポイント!>

  • リポストを過去30日間に10回以上行ったアカウントは、おすすめ表示の対象外となります。ただし、最後にリポストを行ってから30日間が経過すると、再びおすすめ表示の対象となる可能性があります。
  • コラボ投稿など、ライセンス契約やコンテンツ制作者からの明確な許可を得ている投稿は、影響を受けないでしょう。

本記事では、Instagramのアルゴリズムアップデートについてご紹介しました。
改めて、ポイントをおさらいすると

  • 今後は、投稿したコンテンツは、フォロワーに限らず、興味のありそうなユーザーに届き評価される。そのためフォロワーの数の多さよりも、コンテンツの『質』が重要。
  • オリジナル投稿が優遇される
  • リポスト投稿は、オリジナル投稿に置き換えられたり、おすすめに表示されなくなるため、リポスト投稿の頻度が高い運用は、見直す必要がある

これらの変更によって、アカウントによっては、投稿のリーチやインプレッションが伸び悩むようになった…といった状況が予想されます。この機会に改めて、自社のアカウントがユーザーにとって価値のある方法でコンテンツを発信出来ているか、振り返ってみてはいかがでしょうか。

シェアコトでは、アカウントの分析やコンテンツ企画、撮影など、SNS運用の一括サポートを行っています。「トレンドやアルゴリズムの仕組みの変化についていけない」「どんな投稿をしたら良いのか分からない!」など、お困りごとがございましたら、ぜひお問い合わせください。

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