【運用者必見!】LINE公式アカウントの料金プラン改訂について解説

ニュース
海保
コンテンツ制作や企画営業を経て、2021年に株式会社シェアコトへ入社。幅広い業種・業態のSNSアカウント運用を担当。 趣味:サッカー観戦。Jリーグ大好き。

2022年10月31日、LINE株式会社は、料金プランの改訂について発表を行いました。本記事では、改訂プランの内容と、それに伴う変化・運用への影響についてまとめます。
LINE公式アカウントの運用ご担当者様はぜひご一読ください。

LINE公式アカウントにおいて、「今後さらに企業・店舗とユーザーとの接点強化や双方向の深い繋がりを生み出せるサービスを目指す」ために、2023年6月に料金プランの改定を行う予定と、公式より発表がありました。

では、気になる改定内容について見ていきましょう。

★現行の3つのプランが、「コミュニケーションプラン」「ライトプラン」「スタンダードプラン」へ改定


(引用元:https://www.linebiz.com/jp/news/20221031/

 

(補足)現行料金プラン

(引用元:https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/plan/

各プランを現行/改訂料金で比較していきます。

・コミュニケーションプランの変更点

月額固定費は変わらず0円、無料メッセージ通数が1000通から200通へと減少
200人友だちがいるアカウントの場合、これまで月に4~5回配信ができていたところ、月に1回のみしか配信が出来なくなってしまいます。
友だち数が200人以上いて、全配信を行いたい場合には、無料プランでは対応が出来なくなってしまいます。

・ライトプランの変更点

月額固定費は変わらず5,000円、無料メッセージ通数が15,000通から5,000通へと減少
さらに、大きな変更点として、現行では追加メッセージを「5円/通」で送れていたところ、改訂後については追加メッセージが「不可」となります。
こちらも月配信回数を維持したい場合や、5,000人以上友だちがいて、全配信を行いたい場合は料金プランの変更が必要となります。

・スタンダードプランの変更点

月額固定費は変わらず15,000円、無料メッセージ通数が45,000通から30,000通へと減少
追加メッセージは変わらず~3円/通となります。
追加メッセージは送付できるものの、無料で送付可能な通数が大幅に減少しますので、これまで45,000通をフルで使用されていて、改訂後も継続したい場合には、単純計算で15,000通×3円=45,000円が追加でかかることとなります。(※追加通数による減額は考慮せず計算)

・新料金プランの適用について

料金プラン改定日のタイミングで現行プランをご利用中の場合、対応する新料金プランが自動的に適用される予定となっています。

・プランのアップグレードについて

月中にアップグレードする場合、プラン改定後は差額をお支払いいただくと、申請月中から新たなプランが適用され、差分の通数が付与されます。


(引用元:https://www.linebiz.com/jp/news/20221031/

※日割り適用の廃止※
2023年2月1日から、変更月も月額費満額のご請求、無料メッセージも全数付与となります。


(引用元:https://www.linebiz.com/jp/news/20221031/

~ポイント~ 課金対象となるメッセージとは?

▼課金対象となるメッセージ
・メッセージ配信(絞り込み配信,ステップ配信含む)
・Messaging APIの「Push API」「Multicast API」「Broadcast API」「Narrowcast API」
▼課金対象に含まれないメッセージ
・LINEチャットの送受信
・応答メッセージ
・AI応答メッセージ
・あいさつメッセージ
・Messaging APIの「Reply API」

一部のメッセージ配信は無料で活用できるため、実質1通当たりの費用があがってしまう今後、このような機能の活用も費用削減に繋げることができると言えます。

ここまで見ていただくと、今まで通りに使用したい場合に費用がかさんでしまう…というお考えになるかと思います。その考えは間違いではなく、今後は運用面での工夫が必要となります。
今回の料金プランの改訂の背景として、「メッセージの一斉配信などによる一方的なコミュニケーションが多くなっていたことが、課題となっていました。」と、公式からの発表にありました。これは、全配信を推奨していない、とも読み取ることが出来ると考えています。
今後、「より高度なメッセージ配信の最適化」を取り組んでいくとも公式は述べているため、
絞り込み配信(セグメント配信)>全配信
の方向に全体がシフトしていくでしょう。

以上のことから、今後の運用における対策としては以下のことが挙げられます。

  • 配信設計の見直し
  • 絞り込み配信の実施

より効率の良い配信設計を行い、ターゲットを絞った配信を行うことで、これまで以上に良い成果を得られる可能性も十分に考えられます。現状、全配信のみを行っているアカウントに関しては、ターゲットの絞り込みをまずは第一に考えてみると良いでしょう。

同価格内での配信可能通数の減少が2023年6月より実施予定となります。
前述した通り、これまでの運用方法を見直す必要が出てくるタイミングとなります。ただ、見直しを行うことで、より良い配信・運用へと変更するきっかけにもなると言えますので、LINEの運用自体を取りやめるのではなく、運用方針を見直すことを推奨いたします。

シェアコトでは、現状分析~課題整理、企画、設計、実装・運用までトータルでサポート可能ですので、LINEマーケティングのノウハウ不足・人手不足の企業様も安心してご相談いただけます。
運用を見直したいけどどうすれば良いかわからない…といった企業様や運用ご担当者様はぜひ一度ご相談ください!

『シェアコト』のLINEサービス

LINEマーケティング支援

収集した属性や好みをもとにしたセグメント配信やシナリオ配信、チャットボットなどの実施ができます。
また、運用代行もご提供しておりますので、ノウハウ不足・人手不足の企業様も安心して導入いただけます。

LINEマーケティング支援

LINEキャンペーン支援

レシートキャンペーンはもちろん、シリアルコードキャンペーンやスタンプラリーなど様々なキャンペーンを行えます。
また、キャンペーンに様々なオプションをつけることも可能です。

LINEキャンペーン支援