そのためLINEを使用した情報発信は、企業や店舗にとって重要な役割を担っています。
今回は、LINE公式アカウントの運用を検討されている方や、「アカウントを開設したが、どうしたら良いかわからない」という方に向けて、アカウント運用を成功に導くポイントをご紹介します。
①LINE公式アカウントとは
LINE公式アカウントは、主に企業や店舗が使用するビジネス用のLINEアカウントのことで、友だち追加してくれたユーザーに情報発信ができます。
誰でも無料でアカウント開設ができるため、手軽にビジネスに取り入れられるのもメリットのひとつです。
現在使用中の個人のLINEアカウント、もしくはメールアドレスを利用して作成できます。
②基本設定のポイント
基本設定の中でも「アカウントの顔」となる部分をご紹介します。
他社との差別化を図れるポイントとなりますので、ぜひご一読ください。
アカウント名とプロフィール画像の選定
ブランドや企業のイメージを象徴するアカウント名を設定します。
プロフィール画像は視覚的な印象を与えるため、ブランドのロゴや特徴的なアイコンを使用します。
画像サイズについて詳しくは▼
ステータスメッセージ(20文字以内)
アカウントの一言メッセージです。
プロフィール画像近くに表示されるため、アカウントの紹介の他、特典や割引情報を強調することで、ユーザーの興味を引くこともできます。
アカウント紹介(2000文字以内)
簡潔かつ魅力的な自己紹介文を作成します。ユーザーにアカウントの魅力や提供する内容を伝えましょう。
プロフィールや投稿で一貫したメッセージを伝えることで、ユーザーはブランドについて想像しやすくなります。
メッセージ自動応答の設定
メッセージ自動応答を設定することで、ユーザーに迅速な対応を提供することができます。
すべてのメッセージに対して返信する「一律応答」か、
キーワードと完全一致するメッセージを受信したときに返信される「キーワード応答」を選び設定します。
「一律応答」は、キーワード応答のようにキーワードを設定する必要がないため、ユーザー対応を効率化できます。
一方「キーワード応答」の場合、営業時間や問い合わせ先などを設定することで、ユーザーの求める情報を自動ですぐに発信することができて便利です。
▼基本設定や細かなプロフィール設定はこちらに記載しています。
③アカウント運用を成功させるポイント
【1】目的は明確に
アカウント運用において目的を明確にすることはとても重要です。
企業におけるアカウントの立ち位置を明確にすることで、追うべき数値や方向性がぶれることなく運用が可能となります。
・リピーターの獲得
・販売促進
・認知拡大
・カスタマーサポート
運用戦略の考え方については▼
【2】配信の頻度
配信の頻度はLINE運用において重要なポイントとなります。
週1〜2回の配信が良いといわれていますが、アカウントのジャンルなどによって変わってきます。
また、配信する時間も意識すると良いでしょう。
ビジネスマン向けの内容であれば9時や18時などの通勤時間帯に配信、というように開封率が高くなりやすいタイミングでの配信は意識したいポイントです。
契約するアカウントの月の配信上限数を確認しながら、配信の頻度を調整すると良いでしょう。
また、セグメント配信を行うことで、届けたいメッセージを届けたい友だちに適切に配信することが出来ます。活用することで、通数の制限にも繋がります。
セグメント配信について詳しくは▼
【3】あいさつメッセージの活用
LINE公式アカウントの「あいさつメッセージ」とは、ユーザーがLINE公式アカウントを友だち追加したときやブロックを解除したときに、自動的に配信されるメッセージのことです。
あいさつメッセージはメッセージの配信通数に含まれないため、何度配信されてもコストがかかりません。アカウントの掴みとなる重要なポイントのため、ブロックされないような内容で配信をすることが重要となります。
あいさつメッセージの事例はこちら▼
【4】成果検証には友だち数が必要
いくら良い配信をしていても、アカウント自体に友だちが少なければ、運用をしている意味が無いといっても過言ではありません。
友だち数を増やすことで、配信の成果を検証することもできますし、LINE運用の目的達成における第一歩になると言えます。
以下の方法などを活用することで、友だち数の増加が期待できます。
- 店内POPで友だち追加のQRコードを用意する
- 友だち限定の特典を用意する(クーポンなど)
- 他SNSでの発信
友だちの増やし方について詳しくは▼
【5】リッチメッセージなど画像を活用
LINE公式アカウントはテキストだけの配信も可能ですが、ユーザーは読むのが面倒になり、読み飛ばされる可能性があります。
そのため、画像を活用し視覚的に訴求しましょう。
画像や動画は、テキストよりも頭に入りやすく、より刺さりやすいコンテンツになるため、積極的に活用してアプローチすることが大切です。
1度のメッセージにつき3つの吹き出しまで送信できるので、通常のメッセージ、クーポン本体に加えて、クーポンの内容を説明するメッセージなどをつけても良いでしょう。
リッチメッセージの基本情報は▼
企業での活用事例は▼
【6】ユーザーメリットが伝わる施策でブロック率を下げる
LINE公式アカウントの課題として多いのが、友だちからのブロック率が高いことです。
ユーザーにメリットを上手く伝えられないと、ブロックされるケースも少なくありません。
そこで、クーポンやショップカードを上手く活用してブロック率を下げましょう。
「友だち追加しておけば得をする」とユーザーに思ってもらえることが重要です。
例)お友だち追加特典としてドリンク一杯10%OFF
【7】分析を繰り返す
LINE公式アカウントでは、メッセージの開封率やクーポンの使用者数など、さまざまなデータの閲覧が可能です。
アカウントや投稿に対する反応をデータで確認し、次の投稿に活かすことができます。
ぜひデータ分析を活用して、友だちの反応が良い配信方法を見つけてみてください。
分析に関する詳細は▼
④まとめ
今回は、LINE公式アカウント運用を成功に導くポイントをご紹介しました。
LINE公式アカウントを運用する目的を明確にし、ユーザーが魅力に感じるようなプロフィール設定やメッセージ配信を行うことが円滑な運用には重要です。
ぜひそれぞれのポイントを、アカウント運用にお役立てください。
弊社では一括したLINE運用代行サービスも実施しております。
「はじめてみたものの、どのような配信をすればいいかわからない」「効果的な運用が出来ているのか不安」など、LINEの運用にお困りの際はぜひお声がけください。