そのためLINEを使用した情報発信は、企業や店舗にとって重要な役割を担っています。
今回は、配信の成果をより詳しく計測することが可能となる「LINE Tag」について基本的な内容を解説します。
①LINE Tagについて
LINE Tagは、LINE公式アカウントやLINE広告の効果を計測する機能です。
計測したいウェブページにLINE Tagを設置することで、LINE公式アカウントのメッセージ配信やLINE広告の効果を計測できます。
施策効果(サイト訪問や商品購入数)の計測を行うことで、メッセージ内容や広告内容の改善を行い、最適化を図ることが可能となる機能です。
なお、LINE Tag利用におけるガイドラインもあるため、以下をご確認ください。
https://terms2.line.me/line_tag_guideline
②LINEタグの機能活用
【1】コンバージョンの計測による配信改善
LINE公式アカウントやLINE広告からの「購入」や「会員登録」など特定の行動を計測します。
商品の購入や資料請求など、LINEでのメッセージ配信で達成したい目的に沿って、計測したい任意のページにタグを設置します。タグを設置することで、分析画面で各数値の計測ができます。
CTR(クリック率)やCPA(顧客獲得単価)を確認しながら、配信セグメント・クリエイティブ・タイトルなどの調整を行えるため、配信効果の改善を図ることができます。
【2】オーディエンスリストの作成
特定のページにアクセスしたユーザーの行動データをもとにオーディエンスを作成可能です。これによりパーソナライズされたメッセージや広告を配信することができます。
LINE Tagで計測したユーザーの状況に応じて配信内容を調整することで、各ユーザーに沿った配信を行うことが出来るため、開封率やCV率に期待ができます。
このように、LINE Tagで計測したデータを活用することで運用の幅を広げることが可能となります。
なお、本オーディエンスを作成する場合、50人以上のユーザーが必要となるため注意しましょう。
③LINE Tagと3つのコードについて
LINE Tagには「ベースコード」「コンバージョンコード」「カスタムイベントコード」の3種類があります。
これらのコードを目的に応じて適切なページに設置することで、コンバージョンの計測やリターゲティングに必要なオーディエンスの作成が可能になります。
- ベースコード
ユーザー行動を計測したいすべてのページに設置が必要なコード。
このコードを設置していないと、LINE Tagを機能させることができません。 - コンバージョンコード
商品購入や資料請求が完了した後の「サンクスページ」に設置するコード。
ベースコードと一緒に設置することで、コンバージョンを計測できます。 - カスタムイベントコード
特定のページにアクセスしたユーザーについて、イベントベースでの効果測定や、オーディエンスの作成ができます。こちらもベースコードとセットで設置します。
④注意点
LINE Tagの発行について
LINE TagはPC管理画面からのみ発行することができます。
▼管理画面上の見え方
短縮URLは計測できない
短縮URLの場合、正常にオーディエンス反映やコンバージョン計測が実行されない可能性があります。
LINE公式アカウント管理画面からのメッセージ配信にて有効
LINE Official Account Managerのメッセージ配信からのみ計測が可能です。
外部システムからの配信では計測ができないため、注意しましょう。
⑤まとめ
今回はLINE Tagの基本的な機能をご紹介いたしました。
LINE Tagを活用することで、LINE公式アカウントやLINE広告の効果を測定できます。 さらに、ユーザーの行動データを収集することで、よりパーソナライズされたメッセージや広告配信が可能になります。
ぜひこの機会に実施を検討してみてはいかがでしょうか。
また、弊社では一括したLINE運用代行サービスも実施しております。
「はじめてみたものの、どのような配信をすればいいかわからない」「効果的な運用が出来ているのか不安」など、LINEの運用にお困りの際はぜひお声がけください。