以下では、クーポン機能のメリットや詳しい設定方法、注意点などを紹介します。
①LINE公式アカウントのクーポン機能とは?
LINE上で使用できるクーポンを作成・配信する機能です。
配信するクーポンはLINE Official Account Manager(Web版)より簡単に作成することができます。
作成したクーポンはメッセージ・タイムライン・応答メッセージなどで配信・投稿が可能です。また、リサーチ回答のお礼として配布することもできます。クーポンを配信することで、インセンティブやマーケティング活用のためのデータ収集が可能です。
(出典:https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/coupons-create/)
1-1.クーポン機能の利用対象
クーポン機能は、以下LINE公式アカウントのすべてのアカウントタイプと料金プランで利用可能です。
アカウントタイプ
- プレミアムアカウント
- 認証済みアカウント
- 未認証アカウント
※未認証アカウントでは一部設定できない機能があります。
料金プラン
- フリープラン
- ライトプラン
- スタンダードプラン
②クーポン機能のメリット
メリット1 購買・来店促進
LINE上で友だちになっている方に向けてクーポンを配布することで、新規購入やリピート購入が期待できます。実店舗を構える方にとっては、来店動機にもなると考えられます。
東京スカイツリータウン内でプラネタリウム「天空」を運営するコニカミノルタプラネタリウム株式会社では、友達登録時に「1作品の鑑賞料金でもう1作品無料で鑑賞できる」というクーポンを配信しました。クーポン配信により、新たな来客の促進に成功している事例です。
(引用:https://planetarium.konicaminolta.jp/social/)
メリット2 友だち数増加
まだ友だち登録をしていない方に向けてLINE限定クーポン配布を告知することで、新規で友だちになる可能性が高くなります。
店舗であれば新規ご購入の方に向けて、お会計時にLINEでクーポン配布している旨をお伝えすることで、自然な流れで友だちになることも多いです。
メリット3 ブロック防止
LINEでは、告知などの一方的な情報発信だけではユーザーにブロックされてしまう可能性が高まります。
ユーザーにとってメリットのあるクーポンを定期的に配信することで、「お得な情報が配信されるアカウント」という認知が高まり、ブロック防止に繋がります。
メリット4 リサーチの回答率アップ
クーポン機能はLINEリサーチ機能のお礼として配布することも可能です。
顧客情報が取得できるリサーチ機能ですが、ただアンケートに回答するだけでは、ユーザーにとってはどうしても面倒に感じられてしまいます。
そこで回答後の特典としてクーポンを配布することで、回答率アップに繋げることができます。
③クーポン機能の基本設定
では続いてクーポン機能の設定方法を解説していきましょう。
LINE official Account Managerにログインし設定します。
該当のアカウントを選び、ホーム画面に移動できたら、左側メニューの「ツール」をクリック。続けて、「クーポン」をクリックします。
右側「作成」ボタンより、新規クーポンを作成しましょう。
下記の必要項目を入力します。
- クーポン名を設定します。トークルーム内のふきだし等に表示されます。
- クーポンの有効期間を設定します。トークルーム内のふきだし等に表示されます。
タイムゾーンはPC設定がデフォルトです。 - クーポンの画像を設定します。
※10MBまでの画像がアップロードできますが、ユーザー環境を考慮し1MB以下を推奨します。
※詳細画面ではユーザー端末の解像度にあわせ、横軸を基準に自動でリサイズされますので、一般的なスマートフォン解像度にあわせて制作できます。
※配信・投稿時のサムネイルでは短辺を基準に正方形にトリミングして表示されます。 - クーポンの利用方法を設定できます。
(引用:https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/coupons-create/)
クーポンの配信イメージ
(引用:https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/coupons-types/)
3-1.クーポン機能の詳細設定
続いて、クーポンに関する詳細設定を行います。ここで抽選を設定することも可能です。
抽選を使用する場合、当選確率と当選者数の上限をそれぞれ設定可能です。
当選確率については整数のみで1%〜99%まで設定できます。
ゲーム要素が強く、ユーザーに楽しんで抽選に参加してもらうことが出来ます。
当たりが出ると抽選メッセージのリンクがクーポンページにリダイレクトします。
※配信・投稿時にトークルームやタイムライン上で表示される情報は、一度ユーザーが閲覧できる状態になると、変更・保存しても反映されませんのでご注意ください。
(引用:https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/coupons-types/)
そのほか、公開範囲や使用回数も設定可能です。
- 公開範囲を設定します。
【全体公開】クーポンURLが発行され、友だち以外にもクーポンを配信できます
【友だちのみ】友だちのみにクーポンを配信できます - 使用回数を設定します。 使用可能回数を1回にすると、クーポン使用時ページ下部に「使用済みにする」ボタンを表示します。
- クーポンの種類を選択します。
タイプは全部で5種類、それぞれが色分けされています。
また、クーポンコードは任意のクーポンコード表示、または非表示が選択可能です。
(引用:https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/coupons-create/)
(引用:https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/coupons-types/)
3-2.クーポン機能の配信
作成したクーポンは、以下のメッセージやメニューから配信可能です。
- メッセージ配信(一斉配信)
- ステップ配信
- 応答メッセージ
- カードタイプメッセージ
- あいさつメッセージ
- リッチメッセージ
- リッチビデオメッセージ
- リッチメニュー
④クーポン機能の注意点
クーポンの使用を中止したい場合は、クーポン画面右側の「・・・」をクリックし削除する、もしくはクーポンを編集し有効期間を変更しましょう。
各種メッセージやタイムライン投稿をしている場合は、そちらも編集または削除しましょう。削除する場合は、すでにユーザーが入手しているクーポンを削除することはできないので、注意が必要です。
有効期間を変更する場合も、むやみやたらに変更を行うとトラブルに繋がる場合もありますので、注意しましょう。
⑤クーポン機能の効果分析
クーポンの利用状況は、LINE official Account Managerの「分析」から確認することができます。
「経路」「開封ユーザー数」「ページビュー数」「獲得ユーザー数」「使用ユーザー数」を確認でき、結果をダウンロードすることも可能です。
クーポンを定期的に何パターンか配信し、ユーザーのニーズや反響を効果検証すると良いでしょう。
⑥クーポン機能をさらに活用する
LINE Official Account Managerでは、クーポンの獲得ユーザー数や使用ユーザー数は確認できますが、どのユーザーがクーポンを利用したか、していないかの確認はできません。
クーポンを獲得した後に、利用まで至らないというユーザーも多くいるため、より利用促進・成果測定を実施するためには、友だち一人ひとりの情報収集・管理を行う必要があります。
弊社が提供するLINEの機能拡張を行うツールでは、クーポンをまだ利用していない人に向け、リマインド配信を自動で実施することや、クーポンを利用して購入したユーザーに向けて新たな商品を案内するなど、友だちごとに最適な情報発信が可能となります。
一人ひとりにあった情報を発信することで、クーポン利用率の向上、リピート率の向上が期待できるでしょう。
拡張機能の導入について、お問合せはこちら
⑦まとめ
今回はLINEのクーポン機能について紹介しました。
設定方法や活用方法についてご理解いただけましたでしょうか?
クーポン機能を利用することで、来店促進やEC誘導、リピート率アップに繋げていただければ幸いです。
LINEのベーシックな機能活用からよりアドバンスドな拡張機能を利用した配信を行うことで、コンバージョン率アップやブロック抑制が大きく期待できます。
ぜひ今後のLINE運用に活かしてみてくださいね。
▼クーポン機能に関するアップデート記事を紹介しています。併せてご覧ください。