本ページでは、シェアコト独自に調査した、LINE公式アカウントの運用事例を紹介いたします。
今回は、業界別にLINE活用事例をまとめています。目次から該当する業種の記事に飛べますので、ぜひ参考にしてみてください。
▼過去の事例まとめ記事
1.小売「ウエルシアグループ」様
ドラッグストアチェーンのウエルシアグループ様のアカウントでは、お得なクーポンやキャンペーンの告知を、公式キャラクターの「うえたん」が紹介しています。
①あいさつメッセージ(LINEクーポン)
友だち登録後すぐに使用できる「LINEのお友だち追加ありがとうクーポン」を配布しています。LINEでは、告知などの一方的な情報発信だけではユーザーにブロックされてしまう可能性が高まりますが、ユーザーにとってメリットのあるクーポンを配信することで、「お得な情報が配信されるアカウント」という認知が高まり、ブロック防止に繋がります。
▼LINEクーポンの機能詳細はこちら
②リッチメニュー
3ページの切り替えが行えるリッチメニューで作成されています。
「お得情報」タブでは、「LINEチラシ」「クーポンガチャ」「キャンペーン情報」「クーポン」の4つ、「ウエルシアメンバー」タブでは、公式アプリに会員登録しているユーザーに向けた情報として「実施中のキャンペーン」「会員限定お得情報」「登録情報(新規会員登録)」の3つ、「公式SNS」のタブでは、「Instagram」「Twitter」「公式アプリ」「今月の壁紙」の4つで構成されています。メニューサイズを調整しているため、トーク画面上のクリエイティブが見切れないようになっています。(2022/9/21時点)
③通常メッセージ
投稿内容は、お得な情報や実施中のキャンペーンをリッチメッセージで配信しています。
投稿頻度は、10日~2週間に1回程度です。
2.商業施設「三井ショッピングパークポイント」様
ららぽーとや三井アウトレットパークをはじめとする三井ショッピングパークの最新情報やキャンペーン情報を届けるアカウントです。
①あいさつメッセージ
日本全国に店舗を展開する三井ショッピングパーク様は、ユーザーに適した情報をお届けするために「お気に入り施設登録」を、あいさつメッセージで勧めています。
また、実施中のキャンペーン情報を入れているため、シーズンごとにメッセージ内容を更新していることが分かります。キャンペーンの中には、無料のLINEスタンプダウンロードの遷移や、デジタルギフトのプレゼントなどを配信しています。(2022年9月26日時点)
②リッチメニュー
2ページのリッチメニューで作成されています。
「HOME」タブでは、「実施中のキャンペーン」「LINE公式スタンプ」「会員証」「お気に入り施設-公式サイト-」「お気に入り施設-登録・変更-」の5つ、「施設・EC情報」のタブでは、「公式サイト」「公式通販サイト(写真あり)」「会員証」「ポイント対象施設」「公式アプリ」「公式通販サイト(ロゴ)」の6つで構成されています。
「会員証」は事前にお気に入り施設を登録しておくことで、タップしてすぐに会員証に遷移されるようになっています。
3.コスメ「オルビス」様
スキンケア・化粧品、美容サプリメント・健康食品、ボディウェアを扱うオルビス様は、初回限定お試しセットの訴求や、商品の情報を発信しているアカウントです。
①あいさつメッセージ
テキストメッセージは無しで、計4つの吹き出し全て、クリエイティブで情報を届けています。1枚目に”スキンケア診断”の訴求で、LINE公式アカウントの「ORBISスキンケアチェック」アカウントに遷移する設計となっています。
2〜4吹き出し目は、新規顧客に向けた内容となっており、初回限定特典や初回限定セットの情報を伝えています。(タップすると公式LPに遷移する設計となっています。)
②リッチメニュー
2ページのリッチメニューで作成されています。
「オルビス初めての方」と「オルビスご愛用中の方」でタブを分けています。コスメ系のアカウントでは、このように分けているパターンが多く見受けられます。
「オルビス初めての方」では「実施中の初回限定体験キットのLP」「オンラインショップ」「スキンケアチェック」の計3つ、「オルビスご愛用中の方」では「チャットで質問」「新着情報」「公式サイト」「定期便のお知らせ」「公式サイトログイン」の計5つで構成されています。(2022/9/21時点)
③通常メッセージ
投稿内容は、季節特有の悩みに合わせた商材や、シーズンコスメの紹介をしています。テキストは投稿せず、リッチメッセージやカードタイプメッセージでクリエイティブのみで訴求しています。リッチメッセージやカードタイプメッセージはタップすると、公式LPに遷移する設計となっています。
投稿頻度は、3日に1回程度です。
4.ファッション「JILL STUART Beauty」様
コスメを幅広く展開するJILL STUART Beauty様のアカウントは、新着情報やイベントのお知らせ、LINE限定のコンテンツを配信しています。
①あいさつメッセージ
テキストメッセージのみで構成されています。「公式サイト」「オンラインショップ」「公式Instagram」「公式Facebook」への遷移URLを掲載しています。
②リッチメニュー
リッチメニューは、「香り診断サービス」「当月おすすめの商品」「オンラインショップ」「スタンプカード」「会員証」の5つで構成されています。
会員証は、サイトへのログインなどは必要とせず、タップしてすぐに遷移されるようになっているため、会計時の煩わしさを軽減できるようになっています。
③ショップカード
ショップカードとは、LINEで完結する紙のポイントカードに代わる機能です。
企業や店舗で用意したQRコードをユーザーが読みこむことで、ポイントを付与することができます。
「JILL STUART Beauty」様のアカウントでは、対象店舗で購入1回につき1ポイント貯まり、3ポイント獲得でミニサイズのコスメを特典としています。
▼ショップカードの機能詳細はこちら
5.飲食料品「AJINOMOTO」様
献立の悩みを解決し、料理が楽しくなることを目指したアカウント作りをしています。
①あいさつメッセージ
テキストにて友だち追加のお礼メッセージを届けます。加えて、どんなことを発信しているアカウントなのか、画像もあわせて自己紹介をしています。
②リッチメニュー
2ページのリッチメニューで作成されています。
「キャンペーン」タブでは、実施中のキャンペーンのクリエイティブを大きく表示させており、「メインメニュー」は、「PARK MAGAZINE」「レシピ検索」「今週の献立」「保存レシピ」の計4つで構成されています。(2022/9/21時点)
▼リッチメニューの事例について詳細はこちら
このアカウントの最大の特徴であるといえる「レシピ検索」では、「自動応答メッセージ機能」を活用して、トーク上に食材名を入力するとその食材を使用したレシピを自動で送信する機能が設定されています。気に入ったレシピがあれば、メッセージの下部の「ブックマーク」を押すと、「リッチメニュー」の「保存レシピ」上に保管され、いつでもレシピを振り返ることができる機能があります。
配信のみではなく、日常的に使用ができる機能を取り入れることで、ブロック率の低下を期待できます。
▼自動応答メッセージの詳細はこちら
6.まとめ
今回は、業界別のアカウントの運用方法を紹介しました。
特に、あいさつメッセージやリッチメニューの使い方、カードタイプメッセージ、ショップカードなどを取り上げています。
業種に応じた設計を各企業様では実施されているため、ご担当されているアカウントの業種と照らし合わせながら、運用に役立てていただければ幸いです。
弊社では初期設定代行・運用代行もご提供しておりますので、LINEマーケティングのノウハウ不足・人手不足の企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。