LINE公式APIを使ってLINEを外部ツールと連携することでLINE公式アカウントだけでは実現できない様々な機能をLINEに実装ができます
API(Application Programming Interface)とは、あるソフトやアプリケーションの機能の一部を、別のソフトで利用する仕組みのことです。
ツールを導入し、プロモーションや販促に活用している企業も多く、企画次第では大きな効果が期待できます。
▼LINEシステム活用に関してはこちら
そこで今回は、LINEツール(Liny)を導入した運用事例をご紹介します。
①LivingD 様
アカウント:https://page.line.me/livingd?openQrModal=true
■ツール導入効果
・Linyでアンケートを実施、得られたユーザー情報に応じたセグメント配信の実施
以下、項目に分けてご紹介します。
■友だち登録時
テキストメッセージ+アンケート配信を行っています。こちらのアンケートに答えていくと、「最後のアンケートです。」の表示。
タップすると、認証画面が表示されます。
許可をすると、最後のアンケートが表示されます。
こちらで、興味・関心の情報を回収し、ユーザー属性を紐づけ、セグメント配信に利用していると考えられます。アンケート回答の中に認証を組み込むことで、一定の興味を持たせた状態で認証までスムーズに繋げることが出来ていると言えます。
また、アンケート回答後、5分後に以下の配信が実施されるため、ツール機能を使用してこちらも設定しています。友だち登録~アンケート回答まで実施した、アカウントへの興味が強いユーザーに対して、しっかりとアプローチを打っている設定と言えるでしょう。
■リッチメニュー
ツールを導入していることで、非常に細かくメニューが設定されています。ユーザーが求める情報に近いものを直感的に探すことが出来るようになっています。
また、例えば「カタログ 資料請求 お届け」をタップすると、以下画面が表示されます。こちらもツール内の機能である応募フォームを使用した画面となりますので、ユーザーの回答情報を集積し、発送先の回収や今後の配信セグメント分けに活用することが出来ます。
もう1件、使用方法をご紹介します。
リッチメニュー内、「住まいの相談 ご来店予約 MAP」をタップすると、以下のカルーセルが自動配信されます。
「予約フォーム」をタップすると、ツール機能の応募フォームが立ち上がり、ユーザー情報の回収ができる設定となっています。
「アクセスMAP」をタップすると、選択した場所の地図が表示されます。
②ハイポネックスジャパン 様
アカウント:https://page.line.me/957yfovd?openQrModal=true
■ツール導入効果
・イベント・キャンペーンへの導線向上、ユーザーアクティブ数の増加
以下、項目に分けてご紹介します。
■友だち登録時
会員登録を促すリッチメニューのみ表示されます。この時点で、ユーザーメリットであるポイントプレゼントをリッチメニューに記載しています。
リッチメニューをタップするとアンケートが表示されます。男性・女性を答えると、アンケート2問目として、会員登録のためのメッセージが届きます。
「登録する」をクリックすると、認証画面が表示されます。
認証を許可すると、会員登録フォームとして簡単なアンケート内容の回答を求められます。テキストにて、登録後のメリットを記載することで、離脱を防いでいます。
ここまでアンケートに回答すると、回答へのお礼とポイントプレゼントのメッセージ、ブロック抑制のための通知OFF推奨テキストが届きます。また、キャンペーン応募促進のリッチメニューに切り替わります。
「メインメニューに戻る」をタップすると通常のリッチメニューが表示されます。
■リッチメニュー
「マイメニュー」「メインメニュー」「SNS・キャンペーン」の3つのタブで分かれています。
「マイメニュー」内、「ポイントくじ」をタップすると動画がメッセージで届きます。動画での演出後、あたり・はずれが表示されます。(本タイミングでははずれ、1ポイントの付与)毎日挑戦できる為、継続して本アカウントに訪れる動機づけが可能です。
また、「ポイント確認・交換」をタップすると、以下画像の「ポイント機能」メッセージが届きます。
「ポイントを使う」をタップすると、貯めたポイントに応じて交換できる商品の一覧が表示されます。
「ポイントを確認する」をタップすると、現在のポイント数が表示されます。交換対象や現時点でのポイントが分かるため、ポイントを貯めるモチベーションに繋がります。
「使い方ガイド」をタップすると、本アカウントの使い方がツール機能のフォームを用いて、テキストでわかりやすく解説されています。リッチメニュー上で説明できない内容や、各機能の詳細をこちらで確認することが出来ます。
次に、メインメニューの機能をご紹介します。
「ハイポネックスアカデミア」をタップすると、トークが届きます。「説明を読む」などをタップしていくと、詳しく内容を知ることが出来ます。
問題に正解するとポイントが獲得できる為、ユーザーとしてもチャレンジしたくなるような、メリットがあるコンテンツとなっています。
別メニュー項目の「調べる」をタップすると、「言葉で調べる」と「一覧から調べる」が選べるカルーセルがトークに届きます。「言葉で調べる」の場合は、キーワードを入力することで関連の記事が表示されます。「一覧から調べる」の場合、更に項目を分けたカルーセルが表示され、そこから選択をすることが出来ます。
簡単に調べたいことが調べられるため、こちらもユーザーにとって非常にメリットがあるコンテンツとなっています。最後に、「SNS・キャンペーン」のメニューです。
こちらでは、実施していればキャンペーンの情報と、各公式SNSアカウントの情報をまとめて見ることができます。1つのタブにまとめることで、ユーザー導線がより明確になっています。
③まとめ
今回は、LINEツール(Liny)を導入しているアカウントをご紹介しました。
ここまでご紹介した通り、ツールを導入することで、LINEで様々なことを完結できるようになるため、企業・ユーザーどちらにとっても非常にメリットがあります。
また、配信においても、詳細なユーザー属性に応じたセグメント配信を実施することで、通数の節約にも繋がります。配信先ユーザーにとっても、興味・関心のある内容が届く仕組みになるため、ブロックを防ぐこととなります。
LINEツール(Liny)を導入することで、LINE運用において抱えているお悩みを解決できるかもしれません。
シェアコトでは、ツールの提供(導入)のみならず、ツールの初期設定代行・事務局代行も提供しておりますので、ノウハウ不足・人手不足の企業様も安心して導入いただけます。ご興味をお持ちいただいた際は、お気軽に下記よりご相談ください。