LINE広告とは何か?ということから、配信する際に意識するポイントや簡単な申し込みフローをご紹介します。
※2023.7.26更新
①LINE広告とは?
LINE広告とは、コミュニケーションアプリ「LINE」が提供する広告媒体です。
月間8,900万人(2021年9月末時点)のユーザーが利用する「LINE」に広告が配信でき、大規模なユーザーへのリーチはもちろん、最適なターゲティングの設定で、高い費用対効果を得ることが期待できます。
②LINE広告の掲載面
2-1.掲載面の種類
LINE広告の掲載面はLINE内の「トークリスト」や「LINE VOOM」だけではなく、「LINE NEWS」、「LINEマンガ」、「LINE BLOG」などの関連サービスを含めた11種類が主となります。特定の掲載面を選択して配信することはできない仕様となっています。
「LINE広告ネットワーク」による3rd party アプリへの広告配信有無は選択可能です。
【引用元】https://www.linebiz.com/sites/default/files/media/jp/download/LINE%20Business%20Guide_202201-06.pdf
2-2.広告フォーマット
LINE広告では、静止画と動画の2種類のクリエイティブが配信できます。
広告掲載面ごとにフォーマットが決まっているので、広告配信を行う際には実際に配信するクリエイティブの種類とサイズに注意しましょう。
【引用元】https://www.linebiz.com/sites/default/files/media/jp/download/LINE%20Business%20Guide_202201-06.pdf
③LINE広告のメリット
3-1.アプローチできるユーザー数
国内8,900万人のLINEのユーザーに向けて広告配信ができ、幅広い年齢層・属性のユーザーへアプローチが可能です。
3-2.他のSNSではリーチできない層へのアプローチ
家族や友人との連絡手段として浸透したLINE内に広告を配信することで、他のSNSではリーチできない層へのアプローチができることもLINE広告の強みです。
3-3.豊富なターゲティング種類
LINE上で登録されたユーザーの年齢・性別・地域・興味関心をそれぞれターゲット指定して、配信対象と掛け合わせて配信することが可能です。広告の内容や目的に合わせ、ターゲティングすることで、費⽤対効果の⾼い配信が期待できます。
▲オーディエンスセグメント配信
【引用元】https://www.linebiz.com/sites/default/files/media/jp/download/LINE%20Business%20Guide_202201-06.pdf
ユーザー情報(行動データ)を利用して、配信対象となるユーザーのセグメント設定もできます。商品購入ユーザーや画像をクリックしたユーザーなどの、データを使用して、同じユーザーに再び広告を配信することが可能です。また、逆に購入者を広告の配信対象から除外し、潜在層のみに絞ったセグメント配信も可能です。
▲オーディエンス配信
【引用元】https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20191024/
ここでご紹介した配信方法以外にも、多岐にわたる設定が存在するため、用途に応じた配信方法の決定ができます。
なお、以下のセグメントが、2023年7月27日に提供終了を予定しています。(2023/7/26更新)
■第一階層orセグメント
テレビ・映画/音楽/書籍・マンガ/食べ物・飲み物/自動車
配偶者/子供
■第二階層orセグメント
軽自動車/コンパクトカー/ハッチバック/セダン/スポーツカー/ステーションワゴン/ミニバン/SUV(コンパクト)/SUV(ラージ)
既婚/未婚/子供あり/子供なし
④LINE広告配信のポイント
ここまでにご紹介した通り、多数の広告掲載面や配信方法、それに付随したメリットがある一方で、どのように広告運用を行っていくべきか分からない部分があるかと思います。
本項では、最適なLINE広告配信におけるポイントをご紹介します。
まずはじめに、広告配信を行う際には以下項目をあらかじめ考えておきましょう。
- 広告配信の目的は何か
- ターゲット層はどこか
広告配信により、友だち追加数の増加を目指すのか、ウェブページへのアクセス数増加を目指すのか…等の目的が定まると、大まかな費用感が見えてきます。さらに、ターゲット層を絞り込めていれば、オーディエンスセグメント配信でのターゲティングや広告掲載面(LINE関連サービス/LINE広告ネットワーク)の選定が可能となるため、より効率の良い広告配信ができるようになります。
また、広告掲載面の選択は不可として前述しましたが、掲載面毎に対応フォーマットが異なっているため、掲載を希望する箇所のフォーマットをもとにクリエイティブ作成を行うことで、掲載面を絞ることができます。
なお、広告掲載のできない業種・商材も存在するため、事前確認が必要となります。
⑤LINE広告の申し込みフロー
LINE広告の配信に必要な「LINEビジネスID」の取得から配信開始まで、下記6つの工程で進めていきます。
また、申し込みから配信開始まで目安として約10営業日かかるため、日程の調整に注意が必要です。
(1)LINEビジネスIDの発行
作成には登録するメールアドレスが必要です。
(2)グループの作成、請求先情報の登録
(1)で発行した「LINEビジネスID」でLINE広告の管理画面にログイン後、グループ作成と新規取引先登録書⾯・請求先情報登録書⾯※を提出します。
※オフラインでの申し込みの場合、必要になります。
(3)広告アカウントの作成と申請
グループに紐づく広告アカウントを作成します。
なお、請求先情報の審査通過後、広告アカウントの審査が開始されます。※
※オンラインでの申し込みにおいては、クレジットカードの登録後、広告アカウントの審査が開始されます。
(4)広告の登録と申請
「広告アカウント」作成後に広告の登録を行います。「広告アカウント」審査中でもメディアの登録は可能です。
(5)アカウント/メディア広告の審査
LINE社にて「広告アカウント」「メディア(画像・動画・アプリ)」「広告」の審査が⾏われます。
(6)配信開始
承認済みのものは「利⽤可能」と表⽰され、配信が可能です。
⑥まとめ
今回はLINE広告について紹介しました。
メリットや実際の申し込みフローについてご理解いただけましたでしょうか?
LINE広告は大規模な幅広いユーザー層に対してアプローチができ、かつ広告の内容や目的に合わせ、豊富な配信設定があることで、費用対効果の高い配信が期待できます。
弊社では一括したLINE運用代行サービスも実施しております。
広告運用含め、取り組みを検討されている企業様は是非お声がけください。