この記事では、LINE運用している方に向けて、LINEミニアプリの特徴・メリットに加え、事例を5つご紹介します。LINEミニアプリについて詳しく知りたい方は、過去の記事も併せてご参照ください。
1.LINEミニアプリの3つの特徴
LINEミニアプリ特徴①
ダウンロード不要でサービスへアクセス
LINEミニアプリ特徴②
ログインなしでLINE会員登録を簡略化
LINEミニアプリ特徴③
無料でLINEで通知(サービスメッセージ)
2.LINEミニアプリを導入するメリット
LINEミニアプリを導入する企業メリット
LINEの9,200万のユーザーにリーチ
日本人が所有する平均スマホアプリはモバイルマーケット白書2020によると約103個と言われています。対して、ユーザーが実際利用しているアプリは38.5個となっており、毎日起動する定番アプリはほぼ固定されています。LINE内で起動するミニアプリはダウンロードしてもらう必要がなく、9,200万人のプラットフォームで使ってもらえる可能性が高くなります。
LINEミニアプリでユーザー行動データが取得可能
LINEミニアプリ内で全てサービスを提供することで、ユーザーアクション(予約・注文・決済・会員証提示等)に基づいた、ユーザーの詳細な行動データを取得ができます。
アプリの開発費の抑制
ネイティブアプリに比べLINEミニアプリは開発費用を抑えることができます。ネイティブアプリの場合、iOSとAndroidの両方を開発する必要があります。LINEミニアプリの場合、LINEプラットフォームに対応するように開発するのみで費用負担が少なくなります。
LINEミニアプリを導入するユーザーメリット
オリジナルアプリのダウンロードが不要
LINEミニアプリはすでにLINEのアプリ内に組み込まれており、アプリを切り替える必要がなくなります。
個人情報を登録する必要がない
都度個人情報を登録する必要がなく、ユーザーの手間や個人情報のセキュリティ面からもメリットが大きいのが特徴となります。
3.LINEミニアプリ事例
ミニアプリ①/店舗予約
スシロー/予約・受付
スシローもLINEミニアプリを導入しており、来店受付・予約が可能になっています。お得な特典がもらえるスシローの「まいどポイント」も貯まる仕組みとなっています。LINEのトーク画面に受付・予約の完了通知や受付番号、お呼び出しリマインド通知のメッセージが流れるようになっています。
- LINE友だち追加
↓ - LINE認証
↓ - ミニアプリで店舗選択
↓ - ミニアプリで予約完了
↓ - サービスメッセージ受信
↓ - スシローの店舗来店
ミニアプリ②/テイクアウト
ビアードパパ/予約・受付
ビアードパパのミニアプリは実際の店舗のイメージがしっかり反映された手のこんだデザインとなっています。エリアごとのLINEアカウントにそれぞれミニアプリが導入されています。また、ミニアプリでは注文履歴で前回注文した商品を確認することもできます。
- LINE友だち追加
↓ - LINE認証
↓ - テイクアウト注文をタップ
↓ - ミニアプリで店舗選択
↓ - ミニアプリで受取日時を選択
↓ - 決済完了
↓ - ビアードパパの店舗来店
ミニアプリ③/店舗予約
eyelash salon MAQUIA/予約・受付
ネイルサロンのeyelash salon MAQUIAは約140店舗を展開しており、予約導線をLINEミニアプリに集約をしています。ミニアプリの予約の中でコース選択することで、クーポンも活用しながら予約が可能となります。
- LINE友だち追加
↓ - LINE認証
↓ - ミニアプリで店舗選択
↓ - ミニアプリでメニュー選択
↓ - ミニアプリで来店日時を選択
↓ - ミニアプリで個人情報入力
↓ - ミニアプリで予約確認
↓ - 予約確定
↓ - MAQUAの店舗来店
ミニアプリ④/会員証
.st/ドットエスティ /会員証
全配信やセグメント配信を行っています。さらにはLINEのID連携を行い、会員データを活用、より広い情報を取得したいニーズを持っているお客様向けにアカウントを運用しています。
- LINE友だち追加
↓ - LINE認証
↓ - ミニアプリで会員ログイン
↓ - ミニアプリで連携完了
↓ - ミニアプリでバーコード表示
↓ - .stの各ブランド店舗来店
ミニアプリ⑤/モバイルオーダー
吉野家/モバイルオーダー
アプリを立ち上げるとまず店舗選択ができます。余計なメニューもなく、クーポンやキャンペーン情報もなくて見やすいUIとなっています。左側のカテゴリの切り替えボタンも切り替えしやすいデザインが特徴となっています。
- LINE友だち追加
↓ - LINE認証
↓ - ミニアプリで店舗検索
↓ - ミニアプリでメニュー選択
↓ - ミニアプリで受け取り時間を指定
↓ - 吉野家の店舗に受け取り
4.LINEミニアプリの今後の展望
リンク先:https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2019/2784
9,200万人が利用しているプラットフォームで、小規模店舗でよく利用される5つの機能については、管理画面からプログラミングなしで簡単に利用できるようなサービスの開発が進んでいくと予想されます。
クーポン機能
LINEミニアプリ上で使用できるクーポン・抽選が作成できます。作成したクーポンや抽選はメッセージ・タイムライン等で配信・投稿が可能となります。
予約機能
LINEミニアプリ上に予約フォームを設置することが可能になります。ユーザーは、時間・日付を選択するだけでLINE上で簡単に予約ができます。
通知機能
LINEミニアプリ上で予約された顧客の要件に対し、自動的にプッシュ通知をしてリマインドします。通知機能は既に実装されており、ミニアプリでアクションした控えやリマインドなどの通知は「Service Message」という1つのLINE公式アカウントに集約がされて届きます。
支払い機能
ユーザーはLINE payでの決済を通して、商品やサービスをLINE上で簡単に購入できるようになります。「オフラインのサービスをスマホで決済できる」という点が新しい支払い機能になります。
会員カード機能
商品購入・来店などの特典として付与するポイントをLINE上で発行・管理できます。LINEアプリと連動することでオンライン・オフラインの購買行動を把握することが可能となります。
5.まとめ
今回は、LINEミニアプリの特徴や事例を紹介しました。LINEミニアプリ内で全てサービスを提供することで、ユーザーアクション(予約・注文・決済・会員証提示等)に基づいた、ユーザーの詳細な行動データを取得ができることです。
個人情報を登録する必要がなく、ユーザーの手間や個人情報のセキュリティ面からもメリットが大きい、かつ利用するユーザーのLINEミニアプリの利用ハードルが低いのが特徴となります。
既にLINE運用を実施されている場合は、ぜひ導入をご検討ください。
また、シェアコトでは、LINE運用・企画・分析までワンストップでご提供しております。
キャンペーンフローなど、システム連携している弊社デモアカウントより、疑似的に体験ができますので、ぜひ一度お試しください。
以下QRコードを読み取り友だち追加をすることで、実際の機能をご体験いただけます。