日本でもついに導入されたX(旧Twitter)の新機能、「X Premium」。
本記事では、X Premiumの基本機能や、活用方法についてまとめています。
加入しようか迷っている方や企業アカウントご担当者様はぜひご覧ください。
- X Premiumとは
- 加入方法
- 基本機能のまとめ
- 企業アカウントとしての活用方法/注意点
- まとめ
①X Premiumとは
有料のサブスクリプションとなっており、加入をすることでいくつかのサービスを受けることが出来るようになっています。
- 専用機能の使用
- 青いチェックマークの付与
が主な内容です。
機能の内容は「基本機能のまとめ」にてご紹介します。
また、加入にかかる費用は以下の通りです。
年間での加入の場合、10%ほどお得に利用することが出来ます。金額が異なりますが、どちらから加入しても内容には変わりがないため、ウェブサイトからの加入をおすすめします。
②加入方法
それでは、ウェブサイトからの加入方法について、ご紹介していきます。
①サイドバーの「X Premium」(赤線箇所)を選択するとポップアップが表示されます。
②画面下部のプランを選択して「購入する」をクリック。
③支払い画面に移行するため、情報を入力。
④完了画面が表示されたら、完了
このように、非常にシンプルなステップでX Premiumへの加入申請を行うことが出来ます。
ただし、注意点があり、青いチェックマークに関しては、資格基準をすべて満たしていることが審査により確認されてからでないと、付与されません。
資格基準は、以下の通りです。
付与されたアカウントは、青いチェックマークをタップ/クリックすると、X Premiumに加入していることが分かります。
▼クリック/タップ時
また、一度青いチェックマークが付与されたとしても、その後、違反行為の繰り返しなどが発生した場合には、チェックマークの剥奪やアカウントの凍結が行われる可能性があるため、注意が必要です。
③基本機能のまとめ
本章では、X Premiumに加入することで使用可能となる機能をご紹介します。
現時点(2023/3/20)で導入が予告されているものの、まだ実装されていない機能も含まれています。
一覧でご紹介した内容の詳細を、それぞれの機能別に記載します。
ポスト編集
ポストが投稿されてから30分間、5回まで、ポスト内容の編集ができる機能となります。また、スレッドや返信ポストの編集は出来ません。
なお、編集時には、ポストがフォロワーのタイムライン上部に表示されることや、編集履歴を他ユーザーが確認できてしまうため、編集前の内容を確認したユーザーから、ネガティブな反応が入ってしまうリスクも考えられるため、「ミスをしたら編集をすれば良いというわけではない」という意識を持つことが重要であると言えます。
4,000文字までのポストが可能
投稿可能な文字数が大幅に増えています。
1つの投稿でたくさんの情報を伝えたい場合に有効です。文字数の多い投稿を行った場合には、タイムライン上では、「さらに表示」の表記となります。
ブックマークのフォルダ管理
ブックマーク機能をより活用出来るものです。ブックマークしたポストをフォルダに分けて管理ができます。
対外的なものではないため、企業アカウントなどではあまり活用する機会がない機能と言えます。
アプリアイコンのカスタム
スマートフォン上に表示されているXアプリのアイコンをカスタムできる機能です。複数種類用意された、色違いなどのアイコンから選択が出来ます。
企業アカウントとしての活用方法は無い機能となっています。
NFTのプロフィール画像
所有するNFTをプロフィール画像に設定が出来ます。
設定が完了すると、プロフィール画像は六角形で表示されます。
アプリの配色変更
アプリ内の通知等、通常青色ベースで表示されている箇所の配色を変更することが出来る機能です。
こちらも企業アカウント運用においては関連の無い機能となっています。
ナビゲーションバーの編集
アプリ内のナビゲーションバー(画面表示最下部)の要素を変更できる機能です。
個人の使いやすさに沿った機能です。
ポストの取り消し
「ポストする」ボタンを選択後、実際に投稿されるまでの間に取り消しができる機能です。
実際に投稿されるまで、の時間に関しては設定が可能で、機能オフ/5秒/10秒/20秒/60秒より選ぶことが出来ます。
(≒Gmailの送信取り消し機能)
長尺かつフルHDの動画アップロード
Webからであれば、長さ60分、2GBまでの動画をアップすることが出来ます。(スマートフォンアプリの場合は長さ10分まで)
動画コンテンツが豊富な企業様であれば、X活用の幅が広がる機能となっています。
SMSによる2段階認証
ショートメールによる2段階認証機能です。
従来は全ユーザーが使用可能となっていた、SMSによる2段階認証が、3/20以降、X Premium専用機能となりました。
「話題の記事」の表示
フォローしているアカウントが話題にしている記事(URL付ポスト)の一覧を確認ができる機能です。
企業アカウントの場合、フォローアカウントが無い、グループ会社のみ、等のパターンも多いため、現時点では活用が難しい機能です。
リーダー(スレッドの視認性向上)機能
スレッド形式で投稿されたポストを、わかりやすく表示できる機能です。
ポストの受取側として利便性があがる機能となっています。
④企業アカウントとしての活用方法/注意点
ここまでご紹介した機能の中で、企業アカウントとして有用な機能は、以下の5つであると考えています。
ただし、ポスト編集については機能箇所でも記載をした通り、履歴が見えてしまうため、編集内容によっては削除の上再投稿が推奨されるケースもあるため、使用には注意が必要です。
4,000文字までのポスト、長尺動画のアップロードの機能は活用方法がいくつか考えられます。
4,000文字までのポスト
- 「さらに表示」の前までに通常の訴求内容は入れ込み、詳しくは以降で記載することで、情報量を増やす
- あえて、重要な情報や結論を「さらに表示」以降に記載、タップ/クリックしたくなる構成とする
長すぎると流し読みされてしまい、本来伝えたい情報が伝わらない可能性はあるため、投稿クリエイティブと併せて考えると〇
長尺動画のアップロード
- X限定動画の公開により、SNS上での話題拡散を狙う
- アニメやドラマの1話分などを投稿、宣伝媒体として活用
音声無しでも見れるよう、字幕入れ込みなどの工夫をしても〇
なお、今後実装予定の「返信や検索結果での上位表示」機能に関しては、メリットにもデメリットにもなる可能性があると考えています。ユーザーの目に触れる機会が増えることで、新規フォロワー獲得に繋がると言えますが、一方で、既存フォロワーから、「常に表示されてしまうアカウント」というネガティブな見え方になってしまい、アカウントのミュートやフォロー解除などに繋がる懸念もあります。
⑤まとめ
今回は、X Premiumの基本情報や、企業アカウントとしての活用方法や注意点をご紹介しました。機能改善や新規機能導入が今後も継続的に行われる状況にあるため、常に最新情報をキャッチしておくことが重要です。
弊社ではXのアカウント運用支援やキャンペーン支援などを行っております。新機能の導入やツールの導入など、一気通貫してご依頼いただける点がメリットとなっておりますので、X運用にお困りの際は是非ご相談ください。
ヒアリング~戦略構築のご提案が可能です。詳しくは下記バナーよりご確認ください。