X(旧Twitter)では、多くの企業が様々な目的を持ってアカウントを運用しています。
フォロワー獲得やエンゲージメント獲得を効果的に行うためにはキャンペーンの実施が不可欠と言っても良いかもしれません。
数多くのキャンペーンが実施されている中で、効果的な運用を行うためには、目的に合わせて発信方法を工夫することが重要です。
本記事では、企業のキャンペーン運用事例の中でも、企画力が高くユーザーの心を掴んでいると感じられる事例をご紹介します。
はじめに
キャンペーンの基本的な情報や各キャンペーン軸での活用方法についても執筆しています。まず基本情報から確認されたい方は、以下の記事をご覧ください。
①花王 アタック(お洗濯全般) (@kao_attackjp)
「北斗の拳 LEGENDS ReVIVE」コラボ Wフォロー&リポストキャンペーン
キャンペーン投稿にも、【「アタ」一点突破のコラボ実現】とあるように、商品名をフックにしたコラボキャンペーンを実施しています。
賞品も「アタ」と絡めたアタッシュケースというこだわりが感じられるものとなっています。北斗の拳のアプリユーザーにとっては、関連グッズやアプリで使用可能なアイテムが当たるキャンペーンという、欲しい気持ちをシンプルに狙ったものでありながら、花王アタックのフォロワー+拡散された本投稿が届いたユーザーにとっても、「面白さ」「共有したい」という気持ちが刺激されるキャンペーン企画です。
本アカウントは他にもタレントを起用したキャンペーンを行っていますが、そのキャンペーンにおいても前述した「面白さ」「共有したい」という気持ちをそそられる座組となっており、ただの「リポストしたらインセンティブが貰える」という以外の要素をしっかりと組み込んだ企画になっています。
どのような投稿が拡散されやすいのか、まとめている記事もありますので併せてご覧ください。
②JR-PLUS 鉄道部 (@jrplus_train)
駅弁おみくじ キャンペーン
応募方法に企画性を感じるキャンペーンです。
フォロー&リポストに加え、おみくじに参加しておみくじのスクショをハッシュタグ付きで投稿する必要があります。ハッシュタグ投稿キャンペーンの場合だとユーザーの参加ハードルがあがるため、伸び悩む傾向にありますが、本キャンペーンはおみくじ式のGIFとすることでユーザーの興味関心を惹いています。
「試してみたい」という直感に働きかける企画軸により、UGCの増加も期待できるものとなっています。
③マクドナルド(@McDonaldsJapan)
「#マックフルーリー小枝チャレンジ」キャンペーン
森永製菓の「小枝」とのコラボ商品発売時のキャンペーンです。シンプルでありながら目を引く画像とともに投稿されています。
キャンペーンの座組としては、画像内に「小枝」が何本あるかを数えて、ハッシュタグ付きでリプライをするというものになっています。こちらも先ほどのGIFと同じように、ユーザーの「試してみたい」「やってみたい」という気持ちを刺激するキャンペーン軸となっています。
このような企画にすることで、ただリポストするだけのキャンペーンと比較した際に、販売商品に対する印象が各ユーザーに残りやすい(=店舗での購買に繋がる可能性がある)と言えます。
また、ハッシュタグ+リプライ形式での参加方法とすることで、トレンド入りを目指していると考えられます。
④ファミリーマート(@ishiimark_sign)
フォロー&リポストキャンペーン
参加方法や座組としてはシンプルなフォロー&リポストキャンペーンとなっていますが、クリエイティブが工夫されている事例です。
複数枚画像で、タップをすると詳細を確認することができます。また、キャンペーン情報に加えて店舗でのおトク情報をあわせて記載することで、キャンペーン参加のために画像をタップしたユーザーに来店訴求を行うことが可能となります。
また、メディアのエンゲージメント数や投稿への滞在時間も稼ぐことができるため、アルゴリズム的に優遇されることが考えられます。
▼投稿画像タップ時
⑤ケンタッキーフライドチキン🍗 (@KFC_jp)
カンバセーショナルカードキャンペーン
ユーザーハードルが高い、ハッシュタグ投稿キャンペーンとはなりますが、カンバセーショナルカードを用いることで、スムーズに投稿へ移れるような座組としています。
また、投稿内容に関しても「大喜利」をテーマとしていることで、ユーザー自身で考えて投稿をする必要がありますが、良質なUGCの創出に繋がり、トレンド入りや二次拡散が期待できます。
先ほどご紹介したファミリーマートも同様ですが、SNSキャンペーンをフックに店舗への来店に繋げることが目的であると考えられるため、関連商品をいかにユーザーに想起させるか、という考え方が重要となります。
⑥まとめ
今回は、Xのキャンペーン事例についてご紹介しました。
キャンペーンをどのような目的で行うのか(フォロワー獲得/来店想起…等)によって、どのような座組で企画を考えるのかが重要となります。
また、ただフォロー&リポスト+インセンティブとするのではなく、企画を立たせたキャンペーンとすることで、アカウントへの愛着を高め、キャンペーン後の離脱減に繋げることができるとも言えます。
ぜひ、今後キャンペーンを実施される予定の企業様や店舗様は参考としてみてください。
弊社では、様々な企業様のアカウント運用経験により得られた知見や手法を持っています。今回ご紹介しました企画なども、アカウントに適したご提案をいたします。
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