X(旧Twitter)では、多くの企業が様々な目的を持ってアカウントを運用しています。
より効果的な運用を行うためには、認知拡大やユーザーとのコミュニケーション醸成などの目的に合わせて発信方法を工夫することが重要です。
本記事では、企業のXアカウント運用事例について、業種別にご紹介します。

BtoC企業（メーカー/小売/飲食）
1-1.SHARP シャープ株式会社
1-2.無印良品公式アカウント
1-3.マクドナルド
BtoB企業（製造/広告メディア）
2-1.株式会社石井マーク
2-2. LINEヤフー for Business（Yahoo!広告)
まとめ

①BtoC企業（メーカー/小売/飲食）

1-1 SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP)

Xの企業公式アカウントといえば、という問いに対して真っ先に思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。シャープ株式会社は、オーガニック投稿を中心に運用を行っており、公式アカウントでありながら堅苦しくない、中の人運用であることが特徴的です。
フランクな投稿スタイルで、ユーモアにあふれた投稿を行い、多くのファンを獲得しています。
また、積極的に他企業アカウントやユーザーに関わることで、企業としての堅苦しさを払拭し、親近感の持てるアカウントとなっています。
以上のスタイルを中心に運用を行うことで、製品の宣伝や告知などを実施しても、高いエンゲージメントを獲得できています。

※中の人運用ではネタ投稿が中心のため、炎上への注意が必要です。実施する際には、「中の人」での運用を行う際のルールをしっかりと定めましょう。

オーガニック投稿

他企業アカウントとのコミュニケーション

1-2 無印良品公式アカウント (@muji_net)

無印良品のアカウントは、「生活に役立つ知識」と「暮らしを豊かにする提案」という視点でユーザーの日常に寄り添った商品紹介が特徴的です。
このような視点を持って発信し、”商品紹介にも広告感を持たせない”ことで商品やブランドの広告効果を最大化しているアカウントと言えるでしょう。
「#無印良品週間で買いたいもの」というランキング形式の投稿を行い、店舗・ネットストアで実施しているセール情報と絡めた施策を実施しています。

オーガニック投稿

1-3 マクドナルド(@McDonaldsJapan)

日本マクドナルド公式アカウントは現在は620万のフォロワーを獲得しています。
言わずも知れた人気アカウントですが、特徴としては

Xの風潮に合わせたユーモア溢れる企画投稿
インパクトのある画像投稿
印象に残るキャッチコピー

が挙げられます。

Xの風潮に合わせたユーモア溢れる企画投稿

Xの定番とも言える「いいねorリポスト」投稿やX上でのやりとり風投稿でエンゲージメントを獲得している。

インパクトのある画像投稿

商品をアップにしたティザー投稿やたくさんの商品を並べた画像はひときわ目を惹きます。

印象に残る斬新なキャッチコピー

画像内にキャッチコピーのテキストを大きく配置することで、テキスト内のみでの記載では読み飛ばされてしまう内容をしっかりと伝えることができています。

②BtoB企業（製造/広告メディア）

企業のSNS運用は一般消費者向けのイメージがありますが、X運用はBtoBマーケティングにおいても有効です。

2-1 株式会社石井マーク(@ishiimark_sign)

防災などの設備分野の標識を製造している企業です。
ピクトグラムやイラストを用いて面白くてためになる情報を投稿しています。
Xの性質を捉えた笑えるネタだけではなく、安全を喚起するためのお役立ち情報などを発信しているアカウントです。

ためになるツイート

ネタツイート

2-2 LINEヤフー for Business（Yahoo!広告) (@yahoo_marketing)

LINEヤフー for Business（Yahoo!広告)は、広告主や広告代理店、マーケターに向けて、広告事業やマーケティングに関する情報を中心に発信することで、Xマーケティングに成功しています。
ターゲットをマーケターに設定し、自社の内容（広告やサービス等）だけでなく、トレンドや業界を意識したマーケティング情報を発信するなど、ターゲットのニーズを捉えた情報発信を行っています。