X(Twitter)の「収益化」「サブスクリプション」「広告収益配分」とは?

Xで導入された収益化の機能。どのような仕組みなのか、どのようにしたら受け取ることができるのか、といった基本的な情報をご紹介します。ぜひご参考ください。

資格を持つアカウントであれば、利用をすることが出来る機能であり、現在では「サブスクリプション」「広告収益配分」の2つが存在しています。
それぞれ内容をご説明します。

サブスクリプション

サブスクリプションプログラムに参加することで、各ユーザーがサブスクライブできるようになります。サブスクライバーに向けて、特別な権限やコンテンツを提供することで、サブスクリプション収益の一部を受け取ることが出来ます。
サブスクリプションプログラムに参加するためには、

  • X Premium(Twitter Blue)または認証済み組織にサブスクライブしている
  • 500人のフォロワーがいる
  • 過去30日間アクティブである
  • 18歳以上である

という条件を満たしている必要があります。

また、サブスクリプションの金額は、Xによって設定されたいくつかの価格から選ぶことができますが、現時点では一度選択した価格を変更することが出来ません。
本プログラムを活用する場合、サブスクライバーの獲得・維持が必要となるため、通常のポストとは別途、サブスクライバー向け専用コンテンツを定期的に発信していく必要があります。

以下、サブスクリプションで使用できる機能の一覧です。

  • サブスクライバー専用ポスト
    サブスクリプションを購入したユーザーは、そのサブスクライバーとサブスクライバー専用ポストを共有できます。
  • サブスクライバーバッジ
    サブスクライバーが、サブスクライブしているアカウントに返信すると、名前の横にバッジが表示されるため、自分がサブスクライバーであることをアピールできます。これらのバッジは他のユーザーに公開されます。
  • [サブスクライバー] タブ
    サブスクリプションクリエイターには(iOSを利用している場合のみ)、通知タイムラインにサブスクライバーのアクティビティ専用のタブが表示されるようになりました。
  • サブスクリプションリンク
    オーディエンスを拡大するため、X内外でサブスクリプション特典に関する情報を共有できるサブスクリプションページへの専用リンクです。
  • サブスクリプションコミュニティ
    サブスクリプションクリエイターは、X公式のサブスクリプションクリエイターフィードバックコミュニティにアクセスし、相互に交流することができます。このコミュニティへの参加を希望するクリエイターは、参加をリクエストできます。
  • サブスクライバー限定返信
    クリエイターは、自身の公開ポストに返信できるユーザーをサブスクライバーに限定できるようになりました。クリエイターのポストはすべてのユーザーに表示されますが、そのクリエイターの有効なサブスクリプションを持っているユーザーのみがそのポストに返信できます。
  • サブスクライバー専用スペース
    サブスクリプションクリエイターは、スペースを開始して [参加できるのはサブスクライバーのみです。] を選択すると、サブスクライバー限定のリアルタイムの会話をホスティングできます。スペースの使い方の詳細についてはこちらをご覧ください。
  • 他のプラットフォーム
    (ウェブ)を利用するサブスクリプションクリエイターは、サブスクリプションの紹介と説明を編集したり、特典を変更したりすることができます。

※今後の展開では、ニュースレターやその他のX機能をボーナスコンテンツで利用できるようにしたいと考えています

(引用元:https://help.twitter.com/ja/using-x/subscriptions-creator#how)

サブスクリプションを行っているアカウントは、以下の写真のように、紫色のマークが表示されるようになります。

広告収益配分

2023/8/8に日本でも導入され、著名人を含めて数多くの投稿が行われたため、記憶に残っている方も多いかと思います。
その名の通り、本プログラムに参加しているユーザーの投稿を他ユーザーが確認し、その際に広告を見たことに対して支払われる配分となります。
その観点からインプレッション数が指標となっており、いかにインプレッションを稼ぐか/自分の投稿経由で広告を見てもらうか、が重要となります。
著名人等の公表している収益を基に計算をすると、1億インプレッションで約1万円という結果となるため、安定した収益を求めようとした場合、かなりハードルは高い状況であると言えます。

本プログラムに参加するためには、

  • X Premium(Twitter Blue)または認証済み組織にサブスクライブしている
  • 過去3か月間のポストに対するインプレッションが500万件以上
  • 500人のフォロワーがいる

という条件を満たしている必要があります。

参加資格である「過去3か月間のポストに対するインプレッションが500万件以上」や、インプレッション数がベースとなる配分方法については問題視されており、インプレッション稼ぎを行うアカウントが非常に増えている状況です。
フォロワー数の多い企業公式アカウントや著名人のポストへのリプライ一覧を見ると、絵文字のみの投稿や、関連していないとも言い切れないようなコメントを1つのアカウントで複数回実施するようなものが多く見受けられます。
また、トレンドを悪用して、トレンドに入っているワードを無理やり多数詰め込んだのみのポストを実施するアカウントも増えています。
定期的にアカウント凍結は実施されている状況のため、運用しているアカウントに関連の無いリプライが増えた場合には、通報対応をおすすめいたします。

ブラウザでの申請方法を簡単に図解しています。
▼「もっと見る」→「収益化」→対象を選択→「申し込みを続ける」

申し込み完了後、承認を受けるまで一定の期間が必要となります。申請後のステータスについては、上記ページにて確認をすることが出来ます。
また、承認を受けた後に、決済サービスプロバイダーとして認められているStripeの確認済みアカウントの設定を行う必要があります。
Stripeはクリエイターの所在地に基づいて、支払い資格や支払い方法を決定します。
気軽に登録できるわけではなく、承認後も手続きが必要なことを留めておいていただければと思います。

今回は、Xの「収益化」「サブスクリプション」「広告収益配分」について紹介しました。
ご紹介したように、話題となっている広告収益配分はインプレッション数がベースとなって配分金額が決まってくるものです。
この記事ではインプレッションを増やすための良くない事例を一部ご紹介してしまいましたが、過去にインプレッションの基礎知識や増やし方をご紹介した記事もアップしていますので、ぜひご確認ください。

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