X(旧Twitter)では、多くの企業が様々な目的を持ってアカウントを運用しています。
より効果的な運用を行うためには、認知拡大やユーザーとのコミュニケーション醸成などの目的に合わせて発信方法を工夫することが重要です。
本記事では、企業のXアカウントにて、8~9月に実施された投稿をご紹介します。

①アカウント事例
1-1 モスバーガー (@mos_burger) 様
X上のトピックを、自社投稿に活用したスピード感のある投稿です。
モスバーガーの人気商品「オニオンフライ」と上手く絡めた投稿で、直近実施した通常商品投稿に比べて、2倍以上のエンゲージメントを獲得しています。
X上のトレンドワードに加えて、ネットミームも投稿に落とし込むことで、ユーザーに親近感を感じてもらいやすく、注目されやすいのがメリットです。
▼元投稿

(引用元:https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2408/02/news156.html )
▼投稿例
1-2 バーミヤン (@bamiyan_CP) 様
Xのユーザー間のトレンドを、企業アカウントにて迅速に活用した投稿です。
「ネコロボ」の画像をお題に、大喜利のような投稿で質問を投げかけユーザーの返信を訴求する形でユーザーとのコミュニケーションを図り、「ネタ合戦」のような状況が作り上げられています。リプライ獲得に伴うアクションと、他ユーザーのリプライを見るユーザーの滞在時間延長を期待することができます。
Xの文化とアルゴリズムハックを掛け合わせて、エンゲージメント数・インプレッション数など、大きな数値を獲得する結果となりました。
アルゴリズムに即した運用であり、ユーザーによるコンテンツ創出を、誘発するようなコンテンツとして上手く設計されているといえます。
▼元投稿
▼ユーザーリプライ



1-3 ユニクロ(@UNIQLO_JP) 様
新商品に関する内容を、1テーマの投稿として引用リポストで繋げることで、ユーザーの滞在時間延長&エンゲージメントアップを期待できる投稿です。
1テーマの投稿を”リプライ”ではなく、”引用リポスト”で繋げることで、投稿数の担保やインプレッションにも寄与します。
複数投稿のユーザー導線を「1.ティザー 2.ブランドストーリー 3.商品詳細」となるように設計しており、最終投稿(商品詳細)を固定ポストとすることで、アカウントトップに訪れたユーザーも新商品のラインナップをわかりやすく確認することができ、購買寄与が期待できる施策となっています。
自社で投稿を実施する際に、段階を踏んで情報発信することでエンゲージメント増加が期待できる「新商品・サービス」がある場合は、参考にするべき事例といえます。
▼投稿例



▼1テーマの投稿

1-4 Netflix Japan | ネットフリックス(@NetflixJP) 様
新作コンテンツの配信に合わせて、限定賞品とオリジナルコンテンツをフックに、UGC及びコンテンツ周知を図っているキャンペーン投稿です。
プレゼントをフックに「#極悪女王」のハッシュタグをつけた感想を募集しているキャンペーンは、映像コンテンツと掛け合わせることで、ユーザーの繰り返しの投稿を促すことができます。
ユーザーのインセンティブの設計、滞在時間の延長及び繰り返しの投稿を促すことで、UGC生成に繋げています。
配信開始前には事前告知でユーザーへの周知を図り、配信開始後にはユーザーはテレビ等でコンテンツを視聴しながらスマホで感想を共有、オリジナルコンテンツを配信することで、ユーザーを楽しませつつ、キャンペーンへ自然と引き込む好事例といえます。
▼配信約2時間前(18時)
▼配信約10分前(19時50分)

▼配信開始(20時)

▼オリジナルコンテンツ部分 配信開始

②まとめ
Xの運用事例についてご紹介しました。
どのアカウントも、Xというプラットフォームの特性を捉え、ユーザーが楽しめるような遊び心のある投稿を中心に実施しています。
このような施策を生み出すには、自社の場合、どのような切り口でコンテンツを作ることが、ユーザーによるコンテンツ創出につながるか、アンテナを張る必要があります。切り口の見つけ方は、実際のユーザーの声をヒントにしたり、過去に話題となった施策に着想を得るなどが挙げられます。
通常投稿においては、日々ユーザーの目線に立った運用を行っていくことで、商品紹介や告知投稿も自然にユーザーに受け入れられるようになっていきます。
ぜひ、これを機に自社の場合ではどのようなことができるか考えてみてはいかがでしょうか。
弊社では、様々な企業様のアカウント運用経験により得られた知見や手法を持っています。今回ご紹介しました運用方針や投稿企画なども、アカウントに適したご提案をいたします。
X運用にお困りの際は是非ご相談ください。ヒアリング~戦略構築のご提案が可能です。
詳しくは下記バナーよりご確認ください。
1-1. モスバーガー
1-2. バーミヤン
1-3. ユニクロ
1-4. Netflix